3億円貯めれるか?

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自動車の減価償却費の計算・法人の計算(定率法)

車などの固定資産を購入すると、全額経費計上できるのではなくて、数年かけて経費計上していきます。何年かけて償却していくのかといいますと、減価償却資産の耐用年数等に関する省令というもので定められており、下記の年数で償却していきます。

自動車の耐用年数

4輪自動車

4輪自動車でよく使うのは、普通自動車だと思います。ナンバープレートの上1桁が「3」又は「5」は乗用車で法定耐用年数は6年です。また、ナンバープレートの上1桁が「1」又は「4」)は貨物自動車で法定耐用年数は5年・但しダンプ式は4年となります。

小型車(総排気量が0.66リットル以下のもの)4年
貨物自動車(ダンプ式)4年
貨物自動車(ダンプ以外)5年
報道通信用のもの5年
その他のもの6年

その他

その他のバイクなども、耐用年数で償却していきます。ただ、これらの資産は30万以下になることが多いと思うので、後述する少額減価償却資産の特例を適用すると、一気に全額経費にできます。

2輪・3輪自動車3年
自転車2年
リヤカー4年

ここには記載していませんが、例えば運送業やレンタカー、教習所などの自動車は、ここに記載した耐用年数とは違ってきます。良く乗るのでそんなに長く持たないでしょう、早く償却してしまいましょうということです。

減価償却資産の耐用年数等に関する省令を見ていると、「電車」や「特殊自動車」などの耐用年数も書いています。面白いですね。ちなみに、電車は13年、薬品タンク車及び冷凍車は12年とかかれています。たまに道を走っていると車の後ろに「毒」とかかれた車を見かけますが、あれは12年で償却されているんですね。

新品車両の減価償却費計算

これで、耐用年数がわかりましたので、次はいよいよ金額の計算に入っていきます。

減価償却の方法には定率法と定額法というものがありまして、それぞれ計算の方法が違いますので別々に解説していきます。

定額法

定額法というのは簡単で、例えば50万のものを5年で償却するといった場合
50万÷5年=10万
と簡単に計算できます。定額法は主に建物なんかを購入した場合に適用されます。今回の場合は関係ないので、省略します。

定率法

次に定率法ですが、定額法より少しややこしく、下記の表を使っていきます。

耐用年数償却率改定償却率保証率
2年1.000
3年0.6671.0000.11089
4年0.5001.0000.12499
5年0.4000.5000.10800
6年0.3330.3340.09911
7年0.2860.3340.08680
8年0.2500.3340.07909
9年0.2220.2500.07126
10年0.2000.2500.06552

償却費を計算するには、主に償却率を使います。改定償却率と保証率のことをまとめると長くなるので今回の記事では省略させていただきます。

定率法の計算式は取得価格に償却率をかけて計算します。例えば500万の普通自動車を購入した場合は、耐用年数が6年ですので
500万×0.333=1,665,000円
となります。また月数按分するので、3月末しめの法人が、12月に車を購入した場合は
500万×0.333×4ヶ月÷12ヶ月=555,000
となります。なれてしまえば簡単ですね。

中古車両の減価償却費計算

中古車両の場合も、基本的には先ほどの計算と同じですが、耐用年数が先ほどの計算と違ってきます。耐用年数とは、法律で定められているもので、世間一般的にこの年数ぐらいは乗るでしょ。として決められています。その分中古資産だと、新品のものほどは乗れないので、少し短くなります。

中古資産の場合は「見積耐用年数」というものを使います。見積耐用年数とは、以下のように計算します。
(法定耐用年数-経過期間+経過期間×0.2)※小数点以下切捨・最低2年
例えば普通自動車を3年落ちで購入した場合は 6年-3年+3年×0.2=3.6年 → 3年 となります。3年で償却していきます。

また耐用年数を全部経過した資産は、計算方法が少し違い下記の方法で計算します。
法定耐用年数×0.2 ※小数点以下切捨・最低2年
例えば普通自動車を10年落ちで購入した場合は、
6年×0.2=1.2年 → 2年 (最低2年)
となります。

また、経過期間が○年○月という形になる場合もあるかと思いますが、そのような時は一度月に直してから計算して、最後に年に戻すとやりやすいです。
例えば普通自動車を2.年8ヶ月落ちで購入した場合は
72ヶ月-32ヶ月+32ヶ月×0.2=46.4ヶ月 → 3年10ヶ月 → 3年
という形になります。

少額減価償却資産の特例

中小企業の場合、車の取得価額が30万未満の場合であれば、その期に全額費用計上してしまうことが可能です。

新品だと無理かもしれませんが、中古だと可能かもしれないので、頭の片隅にでも置いておきましょう。

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